松菱古本市/海を見に行く

先週先々週、週末は家でじっとしていました。台風と、台風由来の低気圧(多分)でほぼ布団の住人でした。

そのため使うはずだった18きっぷが使われず、9/10で期限切れになるので今週は土日とも出かける必要が生じました。台風が来なかったら横浜か伊東に行く予定にしていたのに……気圧許すまじ。

ならば本を買いに行こう!

先日の古本市で、松菱古本市のチラシをもらってて気になっていたので、9/7は三重県津市に行くことにしました。

 

名古屋から津まで。私が乗った快速みえは途中、別の路線を借りている関係で18きっぷが一部使えない分、後払いが発生しました。520円。18きっぷを提示しつつ支払い。

バスに乗って松菱へ。イオン行きのバスなら松菱近くまで来られたようです。私は手前のバス停で降りて10分くらい歩きました。暑い。

松菱、宮崎の実家の隣町にあったデパートを彷彿とさせるレトロな建物。会場は6階。すでに多くの人で賑わってました。なかなか棚の前が空かず、空いているところを先に見ながら、後で見られなかったお店の棚を見て、手に取ったり戻したり。結構時間をかけてまわりました。棚の空いたところにすかさずさっと補充される本たち、見逃せない、とつい長居。多分2時間くらい滞在していたのでは。人が更に増えてきたのと、集中力が切れたためお会計。

今回は8冊、どれも面白そうな本。特に文士料理入門は文筆家の写真に個性があって、読む前からもう楽しい。買った本は松菱の紙袋(二枚重ね)に入れてもらいました。紙袋は鳥がぎゅっと集まって木を模したデザイン、かわいい。

その後、お腹が空いたので1階のカフェでランチを取り、裏側から出たところにある花屋さんで観葉植物を物色。新しい植物を迎えようかと思ったのですが、持ち歩きが大変だからと諦めて、海を見に行こうと出たところで「紙」と大きく書かれた布の店頭幕が見えました。奥には紙がたくさん並んでて、雰囲気が良さそうなのでふらっと入店。

そこは「ミフジ」という紙屋さん。文房具も取り扱っていて、入り口は万年筆、ポストカードやレターセット、中央にボールペン(木の棚に1種類ずつ立てかけてある、今まで見たことない陳列)、売り場の合間にギャラリースペースが2箇所ある面白い構成のお店でした。現在、小森あやさんの「ゆるやかな時間」が開催中。

そういえばフリクションの替え芯が欲しかった、と手にとり、谷川俊太郎さんの詩のポストカードをひとつ選んでふらふらしていたら、木の壁に青いシートが貼ってあり、横に「フリクション三重県で作ってます」の説明書き。知らなかった……!

青いシートはフリクションに使われている加工がされていて、手を乗せると色が変わるとあるので乗せてみたら、確かに手形のとおり白く変わった!すごい!面白い!(単純すぎ)

手を離すとあっという間に元の青に戻りました。頭で理解はしているけど、こういうの楽しい。

紙もいろいろ置いてあり、グレーの紙の束をひとつ、あと書道用品もあったので、筆と墨汁を購入。半紙や筆の種類が豊富にありました。総合的に、私にどストライクなお店でした。また行きたい。

 

その後、徒歩で海岸へ。砂浜のある海を前から見たかったのですがなかなか機会がなく、今回松菱が海の近くにあるようだったので頑張って歩いて見てきました。貝殻拾いをして、波打ち際で動く貝を観察して、石段に座って海を眺めてぼーっとして。波の音を聞くとほっとします。ゆくゆくは海の近くに住みたいな、と、ぼんやり考えながら帰ってきました。

刮目して己の(支出の)全てを省みよ

連休中にあちこち行ってたのは前回ブログで書いたとおりですが、さすがにあちこち行っていろいろ使い過ぎたな、というのをレシートの数から読み取って反省。

連休明けからは1日1.000円、週末は土日で5,000円まで。1週間の支出10,000円という制約をかけて2週間試してみました。

出勤の日は食堂か、売店でお昼を買う(お弁当作る手間を省きたい)、できる範囲で時々麦茶を持参する、というゆるいルール。

連休明け1週目

支出5,849円、残金4,151円

週末にビールを買ったので高めです。日曜日は体力なくて出かけず出費ゼロでした。

2週目 繰越金4,151円

支出14,668円、残金-517円

土、日で本を3冊買ったのと、外食したのがまるっと反映されてます。あとフォントを買いました。

こうして自分の支出を定点観測すると、自分で予想したよりも支出が抑えられているなぁと実感しました。いつも本能のおもむくままに気軽にコンビニへ寄ってしまってたのを減らせたのは大きいです。

あと、支出の縛りをつけることで本屋さんでリミッター外して買うことがなくなりました。本を買うこと、それも大量に買うことでストレス発散していたのは事実ですが、これ以上積読本が増えるのもどうかと思っていたのでヨシとすべきかと。なんですがそうこうしている間にも新刊はたくさん出る、ZINEやリトルプレスはいま確保しないと次出会えるかわからないの瀬戸際で悩むところです。40代は不惑の年代だそうですが、日々惑いっぱなしです。煩悩多すぎ問題。惑う必要がない程に稼げていれば問題ないんだろうなぁ、副業した方がいいかなと浮いたり沈んだりしてる中で悩んでいます。

 

まずは買った本を読もう。

 

2週間続けられたご褒美でいちごのショートケーキを食べました。出費の管理は続ける予定です。

 

9連休振り返り 本は何冊積まれたか

今日から仕事でした。

9連休明けはなんともエンジンのかかりが悪くて、職場の方からの問い合わせなんかに答えたりしてちょっとずつ勘を取り戻したあたりで定時になりました。作り置きの豚ももの角煮と冷凍ご飯に助けられたところです。作り置きは私を救う。

連休はよく出かけていました。

10日 愛知県瀬戸市の本・ひとしずくさん。いつもひとはこ本屋さんでお世話になっています。2時間くらい滞在して、取り置きの本3冊以外にもあれこれ購入。駄々屋で赤星。

11日 思い立って鳥羽水族館。ラッコ目当てでしたが、大好きなペンギンが間近で見られて嬉しかった!しっぽをぴるぴるしながら泳ぐ様子のかわいさよ。イラストレーターのカシワイさんがTwitterであげていた、伊勢湾フェリーのキーホルダー購入。

12日 京都へ。

13日 朝思い立って12日のことをブログ記事にして公開。(8/19時点でアクセス数が421件でした!読んでいただきありがとうございます😭)

14日 近場をうろうろ。

15日 金山のTOUTEN BOOKSTOREさんで本を買い、念願のビール。飲める本屋さん万歳!その後ブックオフ

16日 ブックオフ

17日 「こと、ばと、ことば。」参加で岐阜へ。HUT BOOKSTOREさん、徒然舎さん、カクカクブックスさん。

18日 ようやく片付けはじめ。連休前に片付けると宣言したにも関わらず……夏休みの宿題、最終日にまとめてやってた人の本領発揮。

振り返りをしながら数えてみたら、連休中に買った本は43冊でした。古本も含まれてて買いやすさがあったとはいえ、よく買ったなぁ。自分専用の図書館が充実するのは良いことなんですが、そろそろ床が抜けないか心配。蔵書に「本で床は抜けるのか」というタイトルの本があるので、掘り出して読んでみます。

下鴨納涼古本まつり

8月11日からはじまった下鴨納涼古本まつり。
以前から行ってみたいと思っていたのですが、今回ようやく行くことができました。
青春18きっぷがあるおかげで遠出のハードルがいつもより低くなったのと、意志決定が自分だけになったのが大きいなぁと。

今回は計16冊購入しました。買った順で購入のきっかけを書いてみます。

・と/to 小泉誠
  9坪ハウスをデザインした方の書籍。見た事がなかったので。

・Tokyo Generation 小林紀晴
  作家の言葉と、写真それからエッセイの本。たまたま開いたページの言葉に惹かれて。

・人生を<半分>降りる 中島義道
  どの箇所か忘れてしまったけど、ぱらぱら見て今の自分に必要そうな内容だったので。

・洟をたらした神 吉野せい
  Twitterでちらほら書名を見かけて気になっていた本。新聞の切り抜き同梱。

・ひとり暮らしの快老学 吉沢勲
  「孤独には、肯定的孤独と否定的孤独があります」の箇所の記述のほか、今の自分に必要な内容が書かれていたので。

エドさんのピンホール写真教室 エドワード・レビンソン
  ピンホールカメラの本。掲載されている写真の雰囲気がよかったのと、テクニカルヒントが載っていること、その他本文中にもいいなと思う箇所があったので。

・いざやいざや見にゆかん 吉野正治
  名前と表紙、帯の「モノあふれの豊かさとは別の「共生と自立」という「もうひとつの豊かさ」がありはしないか」という文に惹かれて手に取り、中身も面白そうだったので。

・おうちをつくろう ドロシー・バトラー
  訳者のお一方が岸田衿子さんだったのと、「わたし」という詩が良かったので。

・電子的迷宮 志賀隆生
  他の方が手に取って戻したのを気になって見てみたら、SF映画のことが書かれていて面白そうだったのと、箔のきらめきが美しかったので。

・ラ・メール 新川和江・吉原幸子編集
  茨木のり子さんの対談が読みたくて。

・美味しい革命 トーマス・マクナミー
  ちょうどスピンが挟まれていた箇所の「スタッフが仕事中に飲む問題は相変わらず深刻で、」という一文で興味をそそられて。

・mont-feuille 永井宏
  永井宏さんの本だったので。エッセイ側の表紙は絵、物語側の表紙は海と空の写真で素敵な一冊。遊び紙になにか面白い形がペンで書かれているのだけれど、これがご本人のサインなのかは分からず。

・サンドウィッチと喫茶の時間 川口葉子
  掲載されているサンドウィッチがどれもおいしそう!

下鴨で買った本は以上13冊。とにかく本の物量が多すぎて、最初は「わぁ……!」と喜んで見ていたのに段々後半になるにつれ集中力が欠け、「ああ、本ですね……こっちも本……」になってしまっていたので、開始時間からのんびりと、途中に神社の休み処でかき氷でも食べて休憩しながら見るべきだったなと反省。あと、サンダルで行ったのですが、糺の森は砂地だったので足が砂まみれになりました。スニーカーで来るべきだったなーと。黒いサンダルの上にうっすら糺の森の砂。

その後涼を求めて出町座に向かいます。映画館とCAVA BOOKSさん、出町柳のソコさんというご飯屋さんが一つの建物に存在しています。本を買うかご飯を食べるしかしたことがないのですが、映画館なのでいつか映画を見たい……。
先月売り切れだったガパオライスのランチでお腹を満たして、お店を出るとすぐ隣に古本屋さんがありました。先月来た時は気づかなかった……追加で3冊購入です。

・文章を描いて、生きていたい 江角悠子
  古本屋さんの一角にあったZINE。サンプルを見てなるほどなーと思って購入。

・化粧する花 絵・網中いづる 文・木村衣有子
  好きな人の本なので購入。なんとなく見た事があるような、持っているような気もしたけれど……

・ふりむく 絵・松尾たいこ 文・江國香織
  好きな人の本なので購入、その2。これも持っているような気が……最後の絵に添えられた江國さんの文が好き。

これ以上増やしてはならないと京都駅から東海道線に乗って名古屋へ。
ほぼ古本まつりで一日終わったけれど、時間を贅沢に使えて良かったなぁと帰路につきました。

当日の服装:古着のワンピース。黒地に白いコーヒー豆みたいな柄が入っているもの。

縁側のある家①

①とタイトルに付けたけど、結局この家には2ヶ月しかいられず、これ以上書けなくなりました。
せっかくなので思い出として残しておくことにしました。
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鍵を受け取って翌週、ようやく新居に。

まずは掃除から、と縁側に。

窓が一箇所閉まらない…

他のところは普通に回るのに、ここだけ閉まらない…。

鍵が壊れたのかも、と近くのホームセンターで似たような鍵とドライバー購入。ひとまず鍵の手前を外して受け側に直接つけてみたけど普通に回る。壊れてないみたい。

じゃあなんで閉まらない?

ドライバーを入れてみて通ることは確認できた。でもネジが回らない。

しばらく考えてスマートフォンのライトで中を確認。穴が通っている。けどなんとなく位置が縦方向にずれてるみたい。

もしや、と手元にあった硬い紙を受け側の扉の下に挟む。外した手前の鍵を再度付けて、ゆっくり回すと、かんだ感触。ようやく鍵を閉められた。はー…

 

新しい鍵は不要になったけどしょうがない。

ともかく鍵が直ってよかったー。

 

気を取り直して掃除。今日はここまで。

この縁側が自分のものになったんだなぁと思うとじんわり嬉しくなる。

夢を叶える

この記述は一年前のものです。
当時自宅とは別で部屋を借りて二拠点生活をしていました。その時に借りた縁側のある家の話。古い家だったけど、一時的だったけど夢を叶えられたことは本当に幸せだったなと今振り返っても思います。

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ブログを始めた時は思っても見なかったけど夢が叶った。

縁側のある家に住むこと。

叶えばいいなぁくらいの軽い気持ちだったけど、毎日のように物件を見ていてつい探していたからそう軽くもなかったのだな。

自分のお気に入りを入れておける器が欲しかった。自分も含めてまるごと納められる器。

ゆくゆくは一人で暮らすつもり。

ただしばらく住んでなかったようなので、あちこち手入れが必要そう。

整えていく過程を残す予定。

私がお店に行く理由

これも2年前のもの。修正せずに投稿します。

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最近、週末はどこかのお店にお邪魔している。

古道具、古本、古着。あとインテリアショップや花屋など。

病院のカウンセリングで、ストレス源から極力離れたほうがいいよ、と言われているのもあるけど、家以外の居場所がないからかなぁ、とぼんやり考える。

在宅勤務で雑談の時間が減った。ほぼない。

それで雑談できる相手を求めて、好きなお店に行っている、のもある。

学生時代の友達とは付き合いが疎遠、若い頃にお世話になったお姉さんもいるがなかなか雑談をする距離感でもない。

そもそも、私のために時間を割いてもらうのが超絶申し訳ないと思っているので、私から何かアクションを起こすことはない。先方から誘われた時は時間を割いてもいいと許された時なんだと理解して人付き合いをしていた。

これまではそれで良かったのかもしれないけど、コロナが流行して、先方の「私に時間を使ってもいい」という条件にさらに「私と会うことでコロナにかかる可能性があるリスク」が追加された。そこを飛び越えてでも私に会いたいと言ってくれる人、残念ながら思い浮かばない。

そんなわけでますます人と会わなくなる。

でも雑談はしたい。だから自分が好きなお店に行って、買い物かたがた雑談を楽しんでいるのだなぁ、とふと思ったので書き残しておく。

あと、外に出ることで観測されたいのかもしれないなぁ、とも思った。ああそんな人いたねぇくらいのゆるい観測。