下鴨納涼古本まつり

8月11日からはじまった下鴨納涼古本まつり。
以前から行ってみたいと思っていたのですが、今回ようやく行くことができました。
青春18きっぷがあるおかげで遠出のハードルがいつもより低くなったのと、意志決定が自分だけになったのが大きいなぁと。

今回は計16冊購入しました。買った順で購入のきっかけを書いてみます。

・と/to 小泉誠
  9坪ハウスをデザインした方の書籍。見た事がなかったので。

・Tokyo Generation 小林紀晴
  作家の言葉と、写真それからエッセイの本。たまたま開いたページの言葉に惹かれて。

・人生を<半分>降りる 中島義道
  どの箇所か忘れてしまったけど、ぱらぱら見て今の自分に必要そうな内容だったので。

・洟をたらした神 吉野せい
  Twitterでちらほら書名を見かけて気になっていた本。新聞の切り抜き同梱。

・ひとり暮らしの快老学 吉沢勲
  「孤独には、肯定的孤独と否定的孤独があります」の箇所の記述のほか、今の自分に必要な内容が書かれていたので。

エドさんのピンホール写真教室 エドワード・レビンソン
  ピンホールカメラの本。掲載されている写真の雰囲気がよかったのと、テクニカルヒントが載っていること、その他本文中にもいいなと思う箇所があったので。

・いざやいざや見にゆかん 吉野正治
  名前と表紙、帯の「モノあふれの豊かさとは別の「共生と自立」という「もうひとつの豊かさ」がありはしないか」という文に惹かれて手に取り、中身も面白そうだったので。

・おうちをつくろう ドロシー・バトラー
  訳者のお一方が岸田衿子さんだったのと、「わたし」という詩が良かったので。

・電子的迷宮 志賀隆生
  他の方が手に取って戻したのを気になって見てみたら、SF映画のことが書かれていて面白そうだったのと、箔のきらめきが美しかったので。

・ラ・メール 新川和江・吉原幸子編集
  茨木のり子さんの対談が読みたくて。

・美味しい革命 トーマス・マクナミー
  ちょうどスピンが挟まれていた箇所の「スタッフが仕事中に飲む問題は相変わらず深刻で、」という一文で興味をそそられて。

・mont-feuille 永井宏
  永井宏さんの本だったので。エッセイ側の表紙は絵、物語側の表紙は海と空の写真で素敵な一冊。遊び紙になにか面白い形がペンで書かれているのだけれど、これがご本人のサインなのかは分からず。

・サンドウィッチと喫茶の時間 川口葉子
  掲載されているサンドウィッチがどれもおいしそう!

下鴨で買った本は以上13冊。とにかく本の物量が多すぎて、最初は「わぁ……!」と喜んで見ていたのに段々後半になるにつれ集中力が欠け、「ああ、本ですね……こっちも本……」になってしまっていたので、開始時間からのんびりと、途中に神社の休み処でかき氷でも食べて休憩しながら見るべきだったなと反省。あと、サンダルで行ったのですが、糺の森は砂地だったので足が砂まみれになりました。スニーカーで来るべきだったなーと。黒いサンダルの上にうっすら糺の森の砂。

その後涼を求めて出町座に向かいます。映画館とCAVA BOOKSさん、出町柳のソコさんというご飯屋さんが一つの建物に存在しています。本を買うかご飯を食べるしかしたことがないのですが、映画館なのでいつか映画を見たい……。
先月売り切れだったガパオライスのランチでお腹を満たして、お店を出るとすぐ隣に古本屋さんがありました。先月来た時は気づかなかった……追加で3冊購入です。

・文章を描いて、生きていたい 江角悠子
  古本屋さんの一角にあったZINE。サンプルを見てなるほどなーと思って購入。

・化粧する花 絵・網中いづる 文・木村衣有子
  好きな人の本なので購入。なんとなく見た事があるような、持っているような気もしたけれど……

・ふりむく 絵・松尾たいこ 文・江國香織
  好きな人の本なので購入、その2。これも持っているような気が……最後の絵に添えられた江國さんの文が好き。

これ以上増やしてはならないと京都駅から東海道線に乗って名古屋へ。
ほぼ古本まつりで一日終わったけれど、時間を贅沢に使えて良かったなぁと帰路につきました。

当日の服装:古着のワンピース。黒地に白いコーヒー豆みたいな柄が入っているもの。